登記簿謄本を取りに行こう
法務局に株式会社設立の書類一式を提出して、不備がなければ3日〜1週間ほどで登記が完了します。(会社の設立日は法務局に書類を提出した日になります)
これで株式会社の設立手続き自体は完了なのですが、やっておかなければいけない手続きが色々とあります。
登記簿謄本を取得しよう
株式会社の設立が完了したら、税務署などに届出をしたり、法人口座を開設しなければいけません。そのときに必要になるのが、登記簿謄本(履歴事項全部証明書)や会社の印鑑証明書です。
まずは、管轄の法務局に登記簿謄本を取りに行きます。何度も法務局に足を運ぶのは面倒ですので、その時に会社の印鑑カードも一緒に作っておきましょう。
印鑑カードを作るには会社の代表者印が必要ですので忘れずに持っていってください。
法務局に行くと、「登記事項証明書交付申請書」というものが備え付けてありますので、必要事項を記入します。(会社の名前や住所などを書くだけですのでとっても簡単です)
このときに請求するのは、「履歴事項全部証明書」です。その他に、「一部事項証明書」や「現在事項証明書」なども取得できますが、一般に会社の在を証明するのは、「履歴事項全部証明書」を使用しますので間違えないようにしてください。
取得する枚数は、税務署への届出や法人口座の開設などに必要ですので、少なくとも3通ぐらいは取っておきましょう。
「履歴事項全部証明書」を1通取得するには、1,000円の登記印紙代がかかります。法務局には印紙売り場がありますので、1,000円分の登記印紙を購入して、「登記事項証明書交付申請書」に貼り、窓口に提出します。
会社の印鑑カードを作りましょう
印鑑カードは、法務局に備え付けられている「印鑑カード交付申請書」に必要事項を記入して窓口に提出すれば、その場ですぐに作ってくれます。(会社の名前や住所などを書くだけですのでとっても簡単です)
その後に、会社の印鑑証明書を取得するときには、この印鑑カードを使うことで法務局でなくても市区町村役場などで取得できるようになります。
印鑑証明書を取得しよう
会社の印鑑証明書を取得するには、法務局に備え付けられている「印鑑証明書交付申請書」に必要事項を記入して窓口に提出します。
印鑑証明書を1通取得するには、500円の登記印紙代がかかりますので、印紙売り場で印紙を買って申請書に貼ってください。
あまり会社の印鑑証明書を使う機会は少ないと思われますので、1〜2通ほど取っておけば大丈夫なのではないでしょうか。
準備物のまとめ
- 会社の代表者印 (印鑑カードを作るのに必要)
- お金(人によって履歴事項全部証明書や印鑑証明書の必要通数が違いますので、一概には言えないのですが5000円ほど持っていけば足りるかと思います。)
- 足を運ぶ法務局は「本店所在地を管轄する法務局」です。